新入社員 成長日記 5話【建設業の”け”とは…】

いざ出陣~!!(第4話まではこちらから新入社員成長日記 - 株式会社門脇組と意気込み、新入社員は
静岡県富士宮市にあります、【富士教育訓練センター様】に向かうわけなのであります。
(富士教育訓練センター様HP https://www.fuji-kkc.ac.jp/

実は新入社員、前職の勤務地が山梨県だったこともあり、お隣の静岡県富士宮市には親近感が…!
無事に富士教育訓練センターに到着すると出迎えくれたのは驚くほどにきれいな富士の山…!(圧巻)


私は都合のいい頭を両親から授かっておりますので、富士山からも「頑張れ!新入社員!」とエールをもらったと思い、気持ちは浮かれ気味…。

ドキドキももちろんありました。初めての土地・はじめましての先生や人々…入校式や入寮…。心臓は今にも飛び出そうでした。

ですが、そこで優しく話してくれた人、先生のおかげですぐに気持ちが楽しい方へ向いてくれました。

寮は4人部屋に3人で入りました。そこでできた友達と消灯時間まで話をしたり、コンビニに買い出しに行ったり、

”同じ釜の飯を食う”の言葉の通り、一緒に食堂でご飯を食べるたびに仲が良くなった気がします。

笑い話をしたり、一緒に出かけたり、授業での疑問点や理解した点を話し合うなど、

25歳新入社員青春第2波を感じていました。

一言でいうと…最高に楽しい1か月でした。

余談が過ぎましたが本題です。
1か月授業を受け、個人的に感じた”建設業のけ”についてです。

結論から言わせていただきますと、これは【安全で無事故でいること】だと感じました。

ありがとうございます、聞こえました。皆様からの「あたりまえだろ!」のお言葉。

自分でもそう思いますが、一番忘れてはいけないことであり、一番大事なことだと学ばせていただきました。

授業は、足場・フルハーネス・土木概論・土木施工法・玉掛け・小型移動式クレーン・低電圧・測量・安全衛生について学ぶことができるコースでした。
*学ぶことができた内容や楽しかった授業などは第6話にてお話しします!

上で挙げた全ての授業の冒頭部で”昨年度の建設業における事故数”についての話を先生方がしていました。
(参考:厚生労働省【令和5年の労働災害発生状況を公表https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40395.html

中には仕事で関わっていた人を事故で亡くしたという先生がいました。
その先生の言葉が最も印象に残っている言葉の一つになりました。

「君たちはまだ若い。これから先、何年も何十年も働くことになると思います。でも絶対に忘れて欲しくないのは無事故で死なないでいること。
事故が起こったら現場は止まってしまうし、一つの事故で会社の経営が悪い方に傾くことも珍しくありません。
そして一番は...残された人の気持ちのことを考えてください。私は残された側の気持ちになったことがありますが、もちろん愉快なものではありませんでした。

できるならその気持ちは誰にも味わわせず、皆さんも知らないでいてください」

と、身が引きしまるお話をいただいたのを今でも覚えています。

その話を聞いてから【安全第一】の言葉や、富士教育訓練センター様での朝礼の締めの言葉である【ご安全に!】
という挨拶にとても重みや意味を感じました。

授業中に分からないところを何度も優しく教えてくれる先生方も、ケガが発生する実習の時はケガ予防のために大きな声をだしたり、
動きを制止することもある、とのことでケガをさせない、事故を起こさせないのも管理をする立場になった時、大事になると学びました。

そんな素敵な先生方の教え・管理があり、無事にケガをせずに秋田に戻ってくることができました。

現在会社に戻ってからも、新しい仕事を教えてもらう時は何が危険か、何に注意したらいいかを先輩に聞くようにしています。

もし自分が教える・管理する立場になった時も、自分なりの建設業の”け”

安全で無事故でいることを忘れることなく仕事に取り組んでいきたいと思います!

次回6話では富士教育訓練センター様でどういうことを学べたか、楽しかったことは何かについてお話しできたらと思います!

第6話 【学び・遊び・別れ】もぜひ読んでください!

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